犬の毛の上手な乾かし方とコツをトリマーが解説!

 

こんにちは!
トリマーのpomuです!

 

犬の毛ってどうやって乾かしたら良いの?上手な乾かし方は?とお悩みの方は多いのではないでしょうか?

今回は、私が普段お店でやっている犬の毛の乾かし方とその理由についてを書いていきます♪

 

また、ご自宅でシャンプーて乾かしたあとに

 

  • サロンのようにふんわりした毛並みにしたい
  • 乾かしたあと毛並みがボサボサしている
  • 乾かしたのに生乾きのような匂いがする
  • いつもより早く乾かしたい

 

このような問題も解決できますので、ぜひお役立てください!

 

乾きにくい長毛種や、トイプードルなどのカールした毛並みの犬種を飼っている方は特に必見です!

とてもふんわりとした仕上がりになりますよ♪

 

 

この乾かし方をするメリット

    • サロン帰りのようなふわふわな仕上がりになる
    • いつもより早く乾く
    • 根元からしっかり乾くから生乾きにならない
    • 皮膚に良い

    ぽてち
    いいことだらけだよ♪

     

    また、本当にふわふわした仕上がりになるのかを実際に見てもらうために、上手なドライヤーのかけ方をしたときの仕上がりと、そうでないドライヤーのかけ方(手で乾かす&自然乾燥)をしたときの仕上がりの比較もしてみましたよ♪

     




    犬の毛の上手な乾かし方って?

     

     

    犬の毛の上手な乾かし方、それはブラシを使いながら乾かすという事です。

     

    犬の毛を乾かすときに大切なのは毛の内部(皮膚の表面)をしっかりと乾かす事です。

    体の表面が乾いていても、毛の内側が乾いていないと生乾きの状態になってしまいます。

     

    ですので、ブラシを使いながらドライヤーの風を毛の内側にあてて乾かしていくというのが上手な乾かし方になります。

     

    ブラシで毛を梳かしながら乾かす事により毛が綺麗に伸び、毛の一本一本に風があたる事により早くしっかりと乾かす事ができるのです。

     

    ぽてち
    人間の髪の毛も、クシを使って乾かすと早く綺麗に乾くよね♪

     

     

    短毛種にもブラシを使う?

    毛の短い短毛種は、ブラシを使わなくても毛の内側まで乾くケースが多く、そのようなときにはタオルで全身を毛並みとは反対に撫でながら皮膚に風を当てる感じでドライヤーで乾かしていけば、毛量の多さにもよりますが十分に乾かす事ができます。

     

    長毛種の場合は?

    長毛種の場合は毛が長く毛量も多いため、乾かすときには必ずブラシを使用しています。

     

    ぽてち
    ブラシを使わないとクセがついたり生乾きになっちゃうし、何より乾くのに時間がかかる!

     

     

    上手に犬の毛を乾かすコツ

     

    また、上手な乾かし方にはコツがあります。

    それはブラシで乾かすときに毛並みとは反対の方向に梳かしていくことです。

     

    毛並みに逆らって梳かしていく理由は、ブラシで毛を立ち上げる事により毛の内側からしっかりと乾かす事が出来るのはもちろん、毛がペタンとせずにふんわりとした仕上がりになるからです。

     

    • ブラシを使いながら乾かす
    • 毛並みとは反対の方向にブラシをかける

     

    この2つを組み合わせた乾かし方をすれば、しっかりと乾かす事ができるのはもちろん、その犬が持つ被毛の美しさを最大限に生かした仕上がりになり、特に長毛の犬はふんわりと綺麗な仕上がりになるんですよ♪

     

    特にトイプードルやビションフリーゼなど毛がクルクルしている犬は、ブラッシングにより毛が伸ばされ、綿のようなふわっふわの仕上がりになるため、ブラシは必須です。

     

    犬の毛を上手に乾かすためにはブラシ選びも大切

     

    毛の長さや皮膚の状態により、使用するブラシを使い分けると更に乾かしやすくなります。

     

    短毛種を乾かすときに使うブラシ

    短毛種はタオルドライでも良いですが、ブラシを使用する場合も有り、このように使い分けをしています。

     

     

    ぽてち
    短毛種は皮膚にブラシが当たりやすいから、皮膚に優しいブラシを使おう!

     

     

    長毛種を乾かすときに使うブラシ

    長毛種の場合、基本的にはスリッカーブラシ を使用しますが、やはり状況に応じて使いわけをします。

     

     

    スリッカーブラシは普段のブラッシングにも使えるので、持っていて損はありません♪

     



     

    上手な犬の乾かし方を実際に見てみよう

     

    ざっと書いてみましたが、文章ではそのやり方のイメージが想像しにくいと思います。

    スリッカーブラシで毛並みに背きながら乾かしている実際の様子を、トイプードルをモデルに見てみましょう!

     

    乾かしたい部分にドライヤーの風をあてながらブラッシングしていきますよ~!

     

    ぽてち
    根元から乾いていて、乾かしたところがふわっふわになっているね!

     

     

    上手な乾かし方と、そうでない乾かし方の仕上がりの比較

     
    犬を上手に乾かすにはドライヤーをしながらブラッシングをすると書きましたが、ブラシを使わずに手で乾かした場合には仕上がりはどうなるのでしょうか。
    本当に仕上がりは変わるのか?本当にブラシを使った方が綺麗に乾くのか?を検証してみます。

    1スリッカーブラシを使った仕上がり

     
    モデルはトイプードルのぽてちくん。
    前回のカットから時間が経っており、もしゃもしゃ気味です!
     
     
     
     
     
    まず胴体部分の毛を霧吹きで濡らしていきます!
     
     
    体の半分を先ほどの動画と同じようにスリッカーブラシ を使って毛並みに沿って乾かしていくと・・・
     
    このように、綺麗に毛が伸びてふわふわに仕上がりました!
    何もしていない手足のクルクルな毛との差が激しいですね!

    2手で乾かしたときの仕上がり

     
    スムースチワワやスムースダックスなど、毛が細くて超短毛の犬は手でドライングする事はあるものの、トイプードルを手で乾かした事がなかったので、どのような仕上がりになるのか少しワクワクです!
    先程乾かしていなかった胴体の半分を乾かしていきましょう。
     
     
    こちらはそのときの様子です
     
     
     
    このような仕上がりになりました!
     
     
     
    もっしゃもしゃだ~!!
    毛がクルックルですね笑
     
     
    半分づつ乾かした背中はこのような状態に
     
     
     
     
     
    トイプードルは毛が特にクルクルしているので、このように差がハッキリと出たのかもしれませんね。
    そして、手で乾かしているときに「よし、乾いたぞ!」と思ったのですが、毛をめくってみると根元の方がまだ湿っていました。
    毛の表面しか乾かせていなかったようです。
     
    これはこのままにしていたら皮膚に良くないなぁと感じました。
     
    次に、自然乾燥した場合の仕上がりはどのようになるのか実験をしてみようと思ったのですが、きっと手で乾かした仕上がりよりもひどい事になりそうなのでやめておきました。
     
     
     

    犬を上手に乾かすための3つのアドバイス

     

    上手に乾かすにはブラッシングをしながらドライヤーをかけるという事を書いてきましたが、更に綺麗に、そして安全に乾かすための3つのアドバイスを3つ書いていきます。

     

    アドバイスその1

    体の毛は短いけれど、耳の飾り毛や足の飾り毛・尻尾の毛が長いなど、毛が長い箇所があるという場合は、体の毛を乾かしている間に長い毛の部分が自然乾燥してクルクルしたりウエーブがかかってしまうので、まずは長い毛の部分からブラシを使って乾かしていきましょう!

     

    ぽてち
    長い毛は乾くのに時間がかかるから、タオルでよく水気を切ってね!
     
    また、耳や足回りなど細かい部分のブラッシングには小型のスリッカーを使うと乾かしやすいですよ♪

     

     
    アドバイスその2 

    もしクルクルに乾いてしまって手直しをしたいときはブラッシングスプレーや、お水を入れた霧吹きでその部分を少し濡らしてからもう一度ブラシを使って乾かしてみましょう。

     

    ぽてち
    シャンプー後でなくても、お出掛け前にちょっとお耳や尻尾、顔周りや足回りをふんわりさせたいな~という時にも応用できるよ♪
     
     

     

    アドバイスその3
     
     人間用ドライヤーを使っている場合は温度が高くなりやすいので、熱いな~と思ったり、ここはゆっくりブラッシングしながら乾かしたいという時には温風と冷風をうまく切り替えながら乾かしていく事が大切になります。
     
    人間用ドライヤーを犬に使用する場合の注意点などはこちら
     

    さいごに

     

    使用するスリッカーブラシは体の大きさに適したサイズを選び、毛の長さや皮膚の状態により刺激の少ないものを選んであげる事も大切です。

    耳の飾り毛や足の飾り毛のみなど、部分的に使いたいときは小さめのサイズを使うと小回りが利くので乾かしやすくなりますよ♪

     

    愛犬(特に長毛犬)を乾かす際はぜひ、毛並みとは反対の方向にブラシをかけながらドライヤーをあてるという乾かし方をやってみてくださいね。

     

    この記事が何かのお役に立てましたら幸いです!

    お読みいただきありがとうございました♡

     

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