こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
今回は犬の爪切りのやり方と、爪やすりのやり方をお教えいたします。
- 初めて愛犬の爪切りをする初心者の方
- 爪の切り方がわからない
- 何度かやってみたけれどやっぱり爪切りが怖い
- 血管があるからどこまで切れば良いのかわからない
このような方にもわかりやすいように、イラストと実際の爪切りの画像と動画で詳しく解説していきます♪
犬の爪切りの道具の選び方についてはこちらの記事をご覧くださいfa-arrow-down
目次
犬の爪切りはまず後ろ足の爪から切ろう
爪を切るときには前足の爪から切りたくなってしまいますが、実は爪を切るときにはまずは後ろ足の爪から切った方が良いんですよ♪
前足は、爪切りの道具が視界に入ってしまい驚いたり怖がったりして嫌がってしまう可能性が高くなってしまうのと、犬は前足を触られるのが苦手という子が多いからです。
ですので、爪切りをする際は道具が視界に入らなくて、触られても嫌がりにくい後ろ足からトライしてみましょう!
このように台の上に立たせて爪切りをすると支えやすいですよ。
トリミングテーブルがあると最高なのですが、無い場合はイイ感じの高さの台の上に乗せてあげましょう。
ちなみに我が家は犬用品入れのチェストの上でやっています笑
初心者でもできる安全な犬の爪の切り方
それではいよいよ愛犬の爪を切っていきましょう!
そうなんです、犬の爪の中には血管があるため、そこを切ってしまうと血が出てしまいます。
切り過ぎるとポタポタ垂れてしまうくらい出血してしまう事がもあります。
ですので血管を切らないように少しずつ調節しながら切っていく必要があります。
それでは、そのやり方をイラストと画像と動画を用いて説明していきますね。
犬の爪はこのように、先っぽの上の部分が一番長くなっている(伸びるのが早い)ので、まずはそこを最初に切りますfa-arrow-down
下は爪を横から見た図です。
先っぽの部分を最初に切り、その次はサイドを切っていきます。
順番をイラストで表すとこのような感じになります。
(この図の1は先ほど説明した爪の先っぽの上の部分です。)
そこまで爪が長くない子は上の先っぽ部分を切れば、ある程度は短くなります。
まだ爪が長いと思うときには、まだ切っていない下部分を切ったり、長いなと思う箇所をもう一度切っていきます。
爪切りの順番としてはこのようになります。
- 先っぽの上部分を切る
- サイドを切る
- まだ長ければ上部分を更に切る
- 下部分を切る
- 長いなと思う部分を切る
こうする事により長さを調節しながら切る事ができるので、いきなり爪の中の血管を切ってしまうリスクがかなり減ります。
また、真横からスパっと切株のように切ってしまうと切り口に角が残ってしまいますが、この方法は爪の周りから切っていくため、角が比較的ゆるやかに仕上がります。
愛犬の爪切りを何度かやっていくうちに、だいたいの血管の位置がわかってきます。
血管の位置がわかるようになったり、爪が白くて血管の位置がハッキリしている子は、血管の手前を狙って横から一気に切っても良いですね。
その後、先ほどと同じようにサイドや上下を切って角を取ります。
犬の爪切りの実際の様子
へたっぴなイラストだとわかりずらいと思いますので、私が実際に愛犬の爪を切っている動画をご覧くださいfa-arrow-down
爪の先っぽ(上部分)とサイド、それぞれ2回ずつ切っています。
モデルのぽてちくんは一か月前に爪を切っていて、そんなに伸びていなかったので上・右・左の三方向を切れば十分でした!
こちらは別の爪を切っている様子fa-arrow-down
先程より少しゆっくりめに切ってみました。
こちらも、先っぽ(上部分)→サイド→先っぽ→サイドの順に切っていますね。
まずは爪を切るというのに慣れる事が大事です。
どうやって見極めれば良いの?
それでは次に、犬の爪の中の血管を確認する方法について説明いたしますね!
犬の爪の血管はどこにある?黒い爪の場合は?
黒い爪の犬は血管がどこにあるかがわかりずらく、どこまで切ればいいのかわからなくなってしまいますよね。
だって本当に真っ黒なんだもん・・・笑
愛犬の爪が黒くてどこに血管があるのかわからない場合は、爪を少しづつ切りながら爪の中の様子をチェックしていきます。
血管の手前になってくると、何かしらのサインが見えてきますので、爪を切るときにはそのサインを見逃さないように注意しながら切っていく事が大切になります。
- 切っていくうちに爪の中の色が変わってきた
- 爪の中に黒っぽくて丸い形が表れた
- 湿った感じになってきた(質感が変わってきた)
この3つのうちどれかが見られた場合はもうすぐ血管のサインなので、切るのを止めましょう。
少々わかりづらいのですが、犬の爪の中の血管の手前はこんな感じですfa-arrow-down
爪の中に黒っぽくて丸い形が見えますね。
これより先を切ってしまうと血管が切れてしまい、血が出てしまいます。
犬の爪の血管を切ってしまったときの対処法
最初は血管のサインに気付かずに、切り過ぎてしまうという事もあると思います。
血が出てしまうとビックリして怖くなってしまうと思いますが、ちょっと血管を切ってしまったという場合でしたら5分ほどで血は止まるので大丈夫です!
清潔なコットン等で圧迫、またはゲージで少し休ませてあげましょう。
血管をかなり切ってしまった場合はポタポタと血が垂れてしまうくらい出血してしまいます。
そうなると止血に時間がかかってしまい、飼い主さんも慌ててしまうと思います。
心配であれば動物病院が開いている時間帯に爪切りをする事をおすすめいたします。
もし動物病院が開いているときの爪切りが難しい場合や、すぐに止血したい場合は、あらかじめ止血剤を用意しておくとかなり安心できます。
止血剤のパウダーを爪に塗布すると瞬時に血が止まります。
私も普段爪切りをするときにはいつも手の届く所に置いてあります。
止血剤というのは、このような物になりますfa-arrow-down
動物用医薬品なのでホームセンターやペットショップでは置いてない事が多いので、店頭で購入の場合は、あらかじめお店に確認してみましょう!
爪切りの仕上げ!犬の爪やすりのやり方
愛犬の爪切りの後には仕上げとして爪にやすりをかけてあげましょう!
爪の角を取るように切りましたが多少は角が残ってしまい、犬が皮膚を掻いたときに痛かったりしたら可哀想なので、爪にやすりをかけて更に角を丸く滑らかにしていきます。
やすりをかけるときも爪切り同様、上下左右と4つの方向を意識してかけるようにしています。
こちらも実際の動画を載せておきます。
少しゆっくりやってみましたfa-arrow-down
ちゃんと角が取れているか、最後は指で確認です♪
慣れてくるとこのくらいのスピードで出来るようになりますfa-arrow-down
あまりゆっくりやすりをかけると削られる違和感から嫌がってしまう可能性があるため、ある程度リズムをつけてシャッシャッシャと素早くかけてあげましょう。
また、爪の真ん中は血管に近く犬が嫌がるため、真ん中は避けながら上下左右の角を取るようにやすりをかけるのが爪やすりのコツになります。
今回使用した犬の爪切りの道具
今回私が使用したのは現役の頃から愛用しているこちらのギロチンタイプの爪切りになります。
(ギロチンってなんだか怖い!もっと優しめなネーミングにしてほしかった笑)
サクっと切れて、長く使っていても切れ味が変わらないので初心者さんにもオススメです!
付属の爪やすりは愛用の爪やすりがあるため使っていません。
愛用の爪やすりはこちらのサファイア粒子の爪やすりになります。
トリミングサロンでも使っていた爪やすりで、削りやすいので今でも愛用しています♪
洗濯板のような面の粗いやすりだと削り心地が悪く、犬にも不快感を与えてしまいますが、削り面が細かいこの爪やすりは削り心地が良くシャシャシャ~♪とスムーズに削れて角も取りやすいのでもう何年も愛用しています。
17cmと少々長めなので最初は使いにくいかもしれませんが、慣れてくるとこれ以外は使えなくなってきます笑
爪切りの選び方についてはこちらにも詳しく書いてありますfa-arrow-down
さいごに
普段はTwitterに買ったものやトリミングのちょっとした知識、愛犬の様子などを載せています♪
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