犬の抜け毛を上手に対策する10の方法!抜け毛との賢い付き合い方

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こんにちは!
トリマーのpomuです⭐

 

柴犬・ダックスフンド・ボーダーコリー・コーギー・チワワ・ポメラニアンなどの換毛期がある犬種は春や秋に毛がよく抜けます

 

また、犬種によっては換毛期に関わらず1年中毛が抜けてしまうという場合もあります。

 

床やカーペットに毛が落ちるのはもちろん、ソファやベッドや洋服に毛が付いてしまったり、膝に愛犬を乗せると抜け毛というおみやげを大量に残されたり・・・(泣
愛犬の抜け毛が多すぎる!抜け毛がひどい!もうとにかく抜けて困ってしまう!という人は多いと思います。

毛が抜ける犬種に「抜け毛よ止まれ!」と魔法をかけるのは無理ですが

 

  • 愛犬の体に留まっている抜け毛を取り、抜け落ちる毛を少なくする
  • 抜け毛を目立たなくする
  • 抜け落ちた毛を掃除しやすくする

 

など、犬の抜け毛に対してこれらの対策をする事が可能です!

今回は犬の毛が抜けてしまうときにはどう対策したら良いのか?抜け毛と上手に付き合っていくにはどうしたら良いのか?を解説していきます。

 

この記事が、愛犬の抜け毛と賢く仲良く付き合っていく手助けになりましたら幸いです。

どうして犬は抜け毛が多いの?原因ってなに?

犬と大量の抜け毛

 

愛犬の大量の抜け毛には困ってしまいますが、それはその犬種にとって当たり前のこと。

その犬種が健康であるために必要な体のしくみの1つなのです。

 

抜け毛で大変な思いやイライラした気持ちにならないためには、まずは犬の毛が大量に抜けてしまうのはなぜなのか?を知ってみましょう。

 

ぽてち
いっぱい抜けちゃうけど、ぼくたちにとって大切なことなんだ♪

 

 

まず、犬の抜け毛が多い理由は、換毛期や毛の生え変わる周期(換毛期)が関係しています。

その換毛期に毛が大量に抜ける理由を解説していきます。

 




 

換毛期の大量の抜け毛の正体

 

換毛期のある犬種には2種類の毛が生えています。

この2種類の毛はダブルコートと呼ばれており、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)に分かれて生えています。

 

毛が長い短いによらず様々な犬種がダブルコートの持ち主となっており、ポメラニアン・柴犬・コーギー・ロングコートチワワなどが代表的です。

 

オーバーコートとアンダーコートにはそれぞれ役割りがあります。

 

上毛(オーバーコート) しっかしとした毛質で皮膚を守る役割を果たしている毛
下毛(アンダーコート) 柔らかめの毛で皮膚の保温や保湿の役割りを果たしている毛

     

    ダブルコートの犬種の毛をよく見てみると、硬そうな太い毛の上毛と、柔らかくてふわふわした下毛が入り交ざって生えているのがわかり、下毛の比率が圧倒的に多いというのも目視できます。

     

    この、圧倒的に多く生えている下毛が、換毛期に大量に抜けてしまう毛の正体です。

     

    季節の変り目には、この保温の役割りを果たしている下毛の量を増やしたり減らしたりして、これから訪れる暑い時期や寒い時期に体が適応できるように準備をします。

     

    これが換毛期(季節の変り目)に抜け毛が増える理由になります。

     

    換毛期は毛が大量に抜けてしまうので、飼い主さんは色々と大変ですが、犬にとってはとても重要な事なのです。

     

    ぽてち
    モフモフのままじゃ暑いからサラサラの毛に替える
    サラサラのままじゃ寒いからモフモフの毛に替える
    いわば犬の衣替えだよ♪

    短毛種は毛の生え変わる周期が短いから抜け毛が多い

    ダブルコートではないシングルコート(上毛しか生えていない)の犬種は下毛がないため、換毛期による大量の抜け毛はありません。
    しかし、シングルコートの短毛犬の場合は、よく抜ける下毛はありませんが、毛が短いゆえに毛の生え変わる周期が短く、毛が生産されるスピードが早いため抜けてしまうスピードも早くなっています。

    ぽてち
    せっせと毛を作るけど、短い毛だからすぐ抜けちゃうんだね
    ですので、パグ・ビーグル・スムースチワワ・スムースダックスなどのシングルコートの犬種は、換毛期はないけれどよく毛が抜けてしまいます。
    逆に、マルチーズ・ヨークシャテリア・トイプードルなどの長毛犬のシングルコートの場合は毛の生え変わる周期が長いため、抜け毛が少ない犬とされています。

    愛犬の大量の抜け毛を上手に対策する方法

     
     
    毛が抜けてしまうのは犬の体に必要なサイクルなので、犬の毛が抜けないようにするという事はできませんが、抜け毛に対する対処法はいくつかあるので詳しく書いていきまね!
    愛犬の抜け毛が多いときには以下のような対処法があります。
    1. ブラシを使って抜け毛を取る
    2. シャンプーをして体に付いている抜け毛を落とす
    3. 毛を短くカットして散らばる毛を少なく見せる
    4. 洋服を着せて抜け毛が落ちるのを防ぐ
    5. 抜け毛の掃除をしやすくする
    6. 抜け毛を活用する
    これらの抜け毛対処法を上手に使えば、愛犬の大量の抜け毛と今よりも上手に付き合っていけると思います。
    それでは1から順番に解説していきます。



    犬の抜け毛対策その1.ブラシを使って抜け毛を取る

    犬の抜け毛を一気に取るのに一番効果的なのはブラッシングです。
    毛穴から離れた抜け毛はすぐに下に落ちず、生えている毛に絡まって体の表面に留まっている事が多いのです。
    この体に留まっている抜け毛をブラシでを取る事により、床やカーペットに落ちる毛を少なくする事が出来ます。
    また、この留まっている毛が多いと、もつれや毛玉の原因または皮膚トラブルの原因にもなってしまいます。
    換毛期や、抜け毛が多いなと感じるときには定期的にブラッシングをして、いらない毛を取り除いてあげましょう!

    ぽてち
    どんなブラシを使えばいいの?
    基本的にはスリッカーブラシで大丈夫なのですが、状況に応じて使い分けるとより抜け毛を取る事ができます。
    以下で詳しく解説していきますので参考にしてみてください♪

    1犬の抜け毛をスリッカーブラシで取る

    スリッカーブラシで抜け毛を取る様子
     

     

    長毛犬で毛量が多くもつれが出来やすい犬種には、スリッカーブラシを使用すると抜け毛をたくさん取る事ができます。

     

    スリッカーブラシは画像のようにピンがたくさん付いているので、多くの抜け毛を絡め取ってくれるんですよ♪

    このブラシはダブルコートの犬はもちろん、トイプードルなどのシングルコートで毛量の多い犬種にもよく使われます。

    ぽてち
    これはお店でも使っているものなんだって♪
     
    小さなサイズから大きなサイズがあり、犬の体の大きさに合せて選びます。
    体の小さなチワワなどにはSサイズがおすすめです!
    スリッカーブラシは抜け毛を除去する他にも毛玉の予防や毛を乾かすときにも大活躍してくれるので1つは持っておくと良いでしょう。
    スリッカーブラシの関連記事

      2犬の抜け毛をピンブラシで取る

      犬用ピンブラシの画像
      ピンブラシはスリッカーよりもピンの数が少なく先が丸くなっていてお肌に優しいブラシです。
      抜け毛が取れる量はスリッカーブラシより劣るものの、ブラシの先が丸くなっているのでお肌への負担が少なく優しい使い心地です。
      • お肌が弱い犬
      • スリッカーブラシが苦手

       

      これらの場合にはピンブラシを使って抜け毛を取っていきましょう。

       

      ぽてち
      長い髪の毛をスーっととかすようにブラッシングできるから、毛がなが~い犬におすすめだよ!

       
      こちらもスリッカーブラシ同様、普段のブラッシングや毛を乾かすときにも使えます♪

      3犬の抜け毛をファーミネーターで取る

      ファーミネーターで毛を取る様子 
      換毛期で特に抜け毛が多い犬やいつものブラッシングでは手に負えない場合には、スリッカーブラシよりも毛が多く取れるファーミネーターという特殊なブラシを使ってみましょう。

      ぽてち
      ターミネーター?シュワちゃん?
       

      とちぎ
      シュワちゃん関係ないよ!ファーミネーターだよ!
       

      ターミネーターは忘れてくださいね♪笑

       

      ファーミネーターには特殊なステンレススチールの刃がついており、それが抜け毛をごっそり絡め取ってくれるので、どのブラシよりもとても多くの毛取る事ができます。

       

      • 換毛期で抜け毛がとにかく酷くて困っている
      • スリッカーブラシでは抜け毛が取り切れない
      • ダブルコートの犬種で抜け毛やもつれがとにかく多い

       

      このような方は是非使ってみてください!

       

       

      サイズ別、長毛犬用と短毛犬用があるので上のリンクから探してみてください♪

       

      チェック

      この形のブラシは、ファーミネーターよりも価格の安い類似品が出回っています。

      類似品は刃の形状や質の悪さから、愛犬の皮膚や被毛にダメージを与えてしまう恐れがあります。

      ファーミネーターを愛犬に使用する際は上記の正規品を使う事をおすすめいたします。
      また、抜け毛が大量に取れるゆえ使い方に注意する点がありますので説明書や詳細をよく読んでから使う必要があります。
       

      4犬の抜け毛をラバーブラシで取る

      犬用抜け毛取りラバーブラシの参考画像

       

      ブラシ部分がシリコンやゴムで出来ており、体の表面を撫でると抜け毛を絡め取ってくれます。

       

      • どうしてもブラッシングを嫌がってしまう場合
      • シングルコートで1年中毛が抜けてしまう短毛犬
      • シャンプーしながら抜け毛を取りたい(体を洗うときにゴムブラシを使えば汚れと抜け毛を同時に洗い流す事ができます)

       

      このような場合には、抜け毛取りグローブやラバーブラシなどのゴムで出来たブラシを使って抜け毛を取ってみましょう。

      手袋やグローブになっているものは愛犬を撫でながら抜け毛を取る事ができ、大き目サイズなので中型犬や大型犬にも適しています。

       

       

      愛犬の体が小さめで手袋やグローブだと体を撫でにくい場合は、このようなラバーブラシを使ってみましょう。

       

      ゴムブラシはマッサージにもなり、これで体を撫でるとうっとりとしちゃう犬もいるんですよ♪
      サイズ・毛の長さから選べるので愛犬に適した物を選んであげてくださいね!
       

      5掃除機のついた犬用ブラシを使う

      掃除機付き犬用抜け毛取りブラシの参考画像
      掃除機の機能の付いたブラシはブラシに付いた抜け毛を瞬時に吸い取ってくれるので、ブラシに毛が溜まるのを気にせず手を止める事なくブラッシングをし続けられます。
      • 大型犬
      • ブラシにすぐ毛が溜まる
      • ブラッシングをしていると毛が舞う・落ちる毛をどうにかしたい
      このような場合には掃除機の機能が付いたブラシを使用してみましょう。

      バリカンのアタッチメントも付いているので自宅でカットしたいときにも使用できます。

      ぽてち
      掃除機の音が苦手!という子には、ちょっと難しいかも・・・。
      そんなときは、まずは音に慣らす事から始めてみよう♪
       

      犬の抜け毛対策その2.シャンプーで一気に洗い流す

      シャンプーをしている様子

       

      愛犬をシャンプーして、抜けそうな毛や抜け落ちずに体の表面にくっついている毛を汚れとともにスッキリさっぱり洗い流します。

       乾かすときにはブラシを使い、流れ落ちなかった毛を取っていきましょう!
      参考記事
      チェック
      シャンプーをし過ぎると皮膚に必要な油分まで落としてしまい、フケや乾燥の原因や皮膚炎の原因になってしまいますので、月に1~2回の頻度にとどめましょう。
       
       

      汚れや抜け毛が気になってどうしても週に1回シャンプーをしたい場合は、低刺激でお肌への負担が少ないシャンプーを選んであげてくださいね♪

       

       

      犬の抜け毛対策その3.毛を短くして抜け落ちる毛を少なく見せる

       

      犬の毛が長いと抜け落ちる毛が多く見えてしまいますし、ブラッシングをするときも大変なので思い切って毛を短くカットするという選択肢もあります。

       

      毛を短くカットするとこのようなメリットがあります。

       

      • 床やカーペット、洋服などにくっつく毛が少なく見える
      • 抜け毛の掃除が楽になる
      • ブラッシングやシャンプーなどのお手入れが楽になる
      • 乾かす時間が短くなる

       

      チェック

       
      あまり短くすると、皮膚に日光があたりやすくお散歩の際に体が熱くなりやすくなってしまったり、普段の生活の中で体温調節が難しくなる事があります。
      不安なときは洋服を着せたり、サロンや動物病院にどのくらいの毛の長さにしたら良いのか相談してからカットするのをおすすめいたします。

      犬の抜け毛対策その4.洋服を着せて抜け毛が落ちるのを防ぐ

      縫う毛毛を防ぐため洋服を着ているコーギー犬の参考画像

      犬の抜け毛がお部屋のアチコチに落ちてしまうのを防ぐために、洋服を着せてみましょう。

      頭や足から毛が落ちてしまうので完全に防ぐ事はできませんが、体から抜け落ちる毛はある程度洋服が防いでくれるので、今よりは少なくする事ができます♪

       

      気温が高い時期には夏用に特化した犬服を選んでみましょう!

      夏用の洋服には

      • 通気性のある生地作られている
      • ひんやり感がある
      • 表面温度を適温に保ってくれる

      このように暑さに対する工夫が施されていますよ♪

       

      参考記事

       

      チェック

      抜けた毛が長い間洋服内に留まってしまうと通気性が悪くなり、皮膚炎やフケが出る原因、もつれや毛玉の原因にもになってしまいます。
      抜け毛が多い犬に洋服を着せる場合は
      • 数日ごとに着せ替える
      • 週に1度はブラッシングをする

      犬の皮膚や被毛を守るためにこの2つを守る事が大切になります。

       

      犬の抜け毛対策その5.抜け毛の掃除をしやすくする

      犬の抜け毛が掃除しやすいカーペットの参考画像
      抜け毛を完全に無くすというのは犬の体の構造上難しいので、愛犬の抜け毛と上手に付き合っていくために、お掃除をしやすくするという対策をしてみましょう。
      • 布製品は皮製品に替える
      • 寝具は毛の付きにくいシーツにする
      • カーペットやマットを掃除がしやすい物に替える(掃除機で毛が吸い取りやすいなど工夫のされたもの)
      • 抜け毛取り専用クリーナーを使う
      • 自動お掃除ロボットに出動してもらう

       

      愛犬の抜け毛と上手に付き合っていくにはこのように工夫をして、お掃除にかかる負担やストレスを極力減らしていくのも大切な事だと思っています。

       

      ぽてち
      お掃除で大変な思いをさせちゃうけど、抜け毛は体の一部だったものだから、抜けてしまう毛も好きになってくれたら嬉しいな!

      犬の抜け毛対策その6.大量の抜け毛を活用する

      大量に抜けた毛を捨ててしまうのはなんだかもったいないので、せっかくなら活用してみましょう!
      愛犬の毛を使ってこのような物が作れるんですよ♪
      • 犬用オモチャ(ボールなど)
      • 愛犬そっくりマスコット
      • 抜け毛アート
      • 抜け毛の入ったキーホルダーやアクセサリー
      • 抜け毛で作る洋服や帽子やマフラー

       

      作り方はこちらの記事に書いてありますので参考にしてみてください

      さいごに

       
      人間が衣替えをするように、犬も衣替えをします。
      なので換毛期のある犬はその季節になると毛がたくさん抜けてしまいます。
      大量の抜け毛に驚いてしまう事もあるかと思いますが、抜け毛が多くなる理由を理解し、そのときにどう対処していくのか、愛犬に合った抜け毛の対策は何かを考え、うまく抜け毛と付き合ってみてくださいね♪
      この記事が少しでも愛犬の抜け毛で困ってる人のお役に立てましたら嬉しいです。
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