こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
柴犬・ダックスフンド・ボーダーコリー・コーギー・チワワ・ポメラニアンなどの換毛期がある犬種は春や秋に毛がよく抜けます。
また、犬種によっては換毛期に関わらず1年中毛が抜けてしまうという場合もあります。
毛が抜ける犬種に「抜け毛よ止まれ!」と魔法をかけるのは無理ですが
- 愛犬の体に留まっている抜け毛を取り、抜け落ちる毛を少なくする
- 抜け毛を目立たなくする
- 抜け落ちた毛を掃除しやすくする
など、犬の抜け毛に対してこれらの対策をする事が可能です!
今回は犬の毛が抜けてしまうときにはどう対策したら良いのか?抜け毛と上手に付き合っていくにはどうしたら良いのか?を解説していきます。
この記事が、愛犬の抜け毛と賢く仲良く付き合っていく手助けになりましたら幸いです。
目次
どうして犬は抜け毛が多いの?原因ってなに?
愛犬の大量の抜け毛には困ってしまいますが、それはその犬種にとって当たり前のこと。
その犬種が健康であるために必要な体のしくみの1つなのです。
抜け毛で大変な思いやイライラした気持ちにならないためには、まずは犬の毛が大量に抜けてしまうのはなぜなのか?を知ってみましょう。
まず、犬の抜け毛が多い理由は、換毛期や毛の生え変わる周期(換毛期)が関係しています。
その換毛期に毛が大量に抜ける理由を解説していきます。
換毛期の大量の抜け毛の正体
換毛期のある犬種には2種類の毛が生えています。
この2種類の毛はダブルコートと呼ばれており、上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)に分かれて生えています。
毛が長い短いによらず様々な犬種がダブルコートの持ち主となっており、ポメラニアン・柴犬・コーギー・ロングコートチワワなどが代表的です。
オーバーコートとアンダーコートにはそれぞれ役割りがあります。
上毛(オーバーコート) | しっかしとした毛質で皮膚を守る役割を果たしている毛 |
下毛(アンダーコート) | 柔らかめの毛で皮膚の保温や保湿の役割りを果たしている毛 |
ダブルコートの犬種の毛をよく見てみると、硬そうな太い毛の上毛と、柔らかくてふわふわした下毛が入り交ざって生えているのがわかり、下毛の比率が圧倒的に多いというのも目視できます。
この、圧倒的に多く生えている下毛が、換毛期に大量に抜けてしまう毛の正体です。
季節の変り目には、この保温の役割りを果たしている下毛の量を増やしたり減らしたりして、これから訪れる暑い時期や寒い時期に体が適応できるように準備をします。
これが換毛期(季節の変り目)に抜け毛が増える理由になります。
換毛期は毛が大量に抜けてしまうので、飼い主さんは色々と大変ですが、犬にとってはとても重要な事なのです。
サラサラのままじゃ寒いからモフモフの毛に替える
いわば犬の衣替えだよ♪
短毛種は毛の生え変わる周期が短いから抜け毛が多い
愛犬の大量の抜け毛を上手に対策する方法
- ブラシを使って抜け毛を取る
- シャンプーをして体に付いている抜け毛を落とす
- 毛を短くカットして散らばる毛を少なく見せる
- 洋服を着せて抜け毛が落ちるのを防ぐ
- 抜け毛の掃除をしやすくする
- 抜け毛を活用する
犬の抜け毛対策その1.ブラシを使って抜け毛を取る
1犬の抜け毛をスリッカーブラシで取る
長毛犬で毛量が多くもつれが出来やすい犬種には、スリッカーブラシを使用すると抜け毛をたくさん取る事ができます。
スリッカーブラシは画像のようにピンがたくさん付いているので、多くの抜け毛を絡め取ってくれるんですよ♪
このブラシはダブルコートの犬はもちろん、トイプードルなどのシングルコートで毛量の多い犬種にもよく使われます。
2犬の抜け毛をピンブラシで取る
- お肌が弱い犬
- スリッカーブラシが苦手
これらの場合にはピンブラシを使って抜け毛を取っていきましょう。
3犬の抜け毛をファーミネーターで取る
ターミネーターは忘れてくださいね♪笑
ファーミネーターには特殊なステンレススチールの刃がついており、それが抜け毛をごっそり絡め取ってくれるので、どのブラシよりもとても多くの毛取る事ができます。
- 換毛期で抜け毛がとにかく酷くて困っている
- スリッカーブラシでは抜け毛が取り切れない
- ダブルコートの犬種で抜け毛やもつれがとにかく多い
このような方は是非使ってみてください!
サイズ別、長毛犬用と短毛犬用があるので上のリンクから探してみてください♪
fa-pawチェック
この形のブラシは、ファーミネーターよりも価格の安い類似品が出回っています。
類似品は刃の形状や質の悪さから、愛犬の皮膚や被毛にダメージを与えてしまう恐れがあります。
4犬の抜け毛をラバーブラシで取る
ブラシ部分がシリコンやゴムで出来ており、体の表面を撫でると抜け毛を絡め取ってくれます。
- どうしてもブラッシングを嫌がってしまう場合
- シングルコートで1年中毛が抜けてしまう短毛犬
- シャンプーしながら抜け毛を取りたい(体を洗うときにゴムブラシを使えば汚れと抜け毛を同時に洗い流す事ができます)
このような場合には、抜け毛取りグローブやラバーブラシなどのゴムで出来たブラシを使って抜け毛を取ってみましょう。
手袋やグローブになっているものは愛犬を撫でながら抜け毛を取る事ができ、大き目サイズなので中型犬や大型犬にも適しています。
愛犬の体が小さめで手袋やグローブだと体を撫でにくい場合は、このようなラバーブラシを使ってみましょう。
5掃除機のついた犬用ブラシを使う
- 大型犬
- ブラシにすぐ毛が溜まる
- ブラッシングをしていると毛が舞う・落ちる毛をどうにかしたい
そんなときは、まずは音に慣らす事から始めてみよう♪
犬の抜け毛対策その2.シャンプーで一気に洗い流す
愛犬をシャンプーして、抜けそうな毛や抜け落ちずに体の表面にくっついている毛を汚れとともにスッキリさっぱり洗い流します。
汚れや抜け毛が気になってどうしても週に1回シャンプーをしたい場合は、低刺激でお肌への負担が少ないシャンプーを選んであげてくださいね♪
犬の抜け毛対策その3.毛を短くして抜け落ちる毛を少なく見せる
犬の毛が長いと抜け落ちる毛が多く見えてしまいますし、ブラッシングをするときも大変なので思い切って毛を短くカットするという選択肢もあります。
毛を短くカットするとこのようなメリットがあります。
- 床やカーペット、洋服などにくっつく毛が少なく見える
- 抜け毛の掃除が楽になる
- ブラッシングやシャンプーなどのお手入れが楽になる
- 乾かす時間が短くなる
fa-pawチェック
犬の抜け毛対策その4.洋服を着せて抜け毛が落ちるのを防ぐ
犬の抜け毛がお部屋のアチコチに落ちてしまうのを防ぐために、洋服を着せてみましょう。
頭や足から毛が落ちてしまうので完全に防ぐ事はできませんが、体から抜け落ちる毛はある程度洋服が防いでくれるので、今よりは少なくする事ができます♪
気温が高い時期には夏用に特化した犬服を選んでみましょう!
夏用の洋服には
- 通気性のある生地作られている
- ひんやり感がある
- 表面温度を適温に保ってくれる
このように暑さに対する工夫が施されていますよ♪
参考記事
fa-pawチェック
- 数日ごとに着せ替える
- 週に1度はブラッシングをする
犬の皮膚や被毛を守るためにこの2つを守る事が大切になります。
犬の抜け毛対策その5.抜け毛の掃除をしやすくする
- 布製品は皮製品に替える
- 寝具は毛の付きにくいシーツにする
- カーペットやマットを掃除がしやすい物に替える(掃除機で毛が吸い取りやすいなど工夫のされたもの)
- 抜け毛取り専用クリーナーを使う
- 自動お掃除ロボットに出動してもらう
愛犬の抜け毛と上手に付き合っていくにはこのように工夫をして、お掃除にかかる負担やストレスを極力減らしていくのも大切な事だと思っています。
犬の抜け毛対策その6.大量の抜け毛を活用する
- 犬用オモチャ(ボールなど)
- 愛犬そっくりマスコット
- 抜け毛アート
- 抜け毛の入ったキーホルダーやアクセサリー
- 抜け毛で作る洋服や帽子やマフラー
作り方はこちらの記事に書いてありますので参考にしてみてくださいfa-arrow-down
さいごに
なので換毛期のある犬はその季節になると毛がたくさん抜けてしまいます。
いただいたエピソードは編集したのちにこのような記事になりますfa-arrow-down
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