こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
とても可愛い犬の肉球!
見ているだけでも可愛くて、さわるとプニプニしてとても気持ち良い♪
今日はそんな可愛い肉球についての様々な豆知識と、気を付けたい事やケアの仕方をご紹介いたします!
- 肉球って何からできているの?
- ピンクから黒へ色がかわるのはなぜ?
- 肉球が硬くなるのはなぜ?
- 可愛い肉球を守るにはどうしたらいい?
- 肉球が赤い原因は?
これらについて知りたい方へおすすめの記事になっております!
目次
犬の肉球の主な役割り
犬の肉球は、犬の体を守るために様々な役割りをこなしています。
3つの重要な役割りについてを解説していきます。
1クッションとしての役割り
プニプニとした肉球は、歩くときや走るときに地面から受ける衝撃を吸収し、足や骨にかかる負担を軽減させてくれています。
また、その分厚いクッションにより急に冷たい所や熱い所を歩いてもその温度が体に伝わりにくくなっています。
体温が急に変化しないように守ってくれているのです。
2スパイクとしての役割り
実は犬の肉球の表面は、細かい突起物の集合体になっているんです!
トゲトゲした突起物が一定の方向に綺麗に並んでいて、これが走るときにスパイクの変わりになり、ブレーキや滑り止めの役割を果たしてくれています。
3体温を調節する役割り
犬は暑いときに舌を出してハァハァと呼吸をします。
これはパンディングといって、体にこもった熱を外へと放出している行為になります。
暑すぎてこれだけで体温調節ができない場合は、肉球から汗を出して体温調節をします。
犬の汗腺は鼻の頭と肉球にしかないため、体温を調節するにあたりとても大事な役割を担っているのです。
犬の肉球は何からできてるの?その構造とは?
次に、肉球は何から出来ているのか、その構造はどうなっているのかを見ていきましょう♪
犬の肉球の表面の構造
肉球の表面は、角質化した硬い皮膚で出来ています。
とても分厚い角質層で、触り心地は子犬の頃ははツルツルしています。
そして成犬になってたくさん歩いていくうちに少しザラザラしたような、乾燥したような感触へと変化していきます。
また、犬は肉球から汗をかき、舐めたりもするので少し湿っぽい感じがするときもあります。
この角質化した硬い皮膚は先ほど書いたように、1枚の平たい皮膚という感じではなくトゲトゲした小さな突起物が一方の方向に綺麗に並んだ構造になっています。
この突起物の拡大画像を見たい方はこちらの記事をチェックfa-arrow-down
犬の肉球の内部の構造
肉球の中身は
- 弾力のある繊維
- コラーゲン
- 脂肪
からできています。
あのプニプニはこの3つの弾力成分によるものなんです♪
体重を支えるクッションの役割りを果たすために、この弾力成分が大いに役立ってくれています。
犬の肉球の色が変わるのはなぜ?
子犬のときはピンクでかわいらしい肉球ですが、成長するにつれて黒くなったりまだら色になる犬が多く見られます。
肉球の色が変わる理由というのは遺伝的な要素とメラニン色素によるもので、メラニン色素が多い子ほど肉球の色は黒くなるといわれています。
また、子犬の時から肉球が黒い子・成犬でもピンクの子・まだら模様な子など、その犬により現われる肉球の色は様々。
お母さんお父さんの肉球の色を受け継いでいるのかもしれませんね。
どんな色でも、可愛いのには変わりないですね♪
肉球が硬くなる!柔らかさが変わるのはなぜ?
人間と同じように、犬の肉球も小さい頃は柔らかいけれど成長するにつれて硬くなっていきます。
また、室外犬・お外に行く機会の多い犬・散歩コースにでこぼこがたくさんある犬などは、肉球がそれに適応して更に硬めの肉球となっていきます。
逆に、散歩の少ない犬やお外が苦手な犬などは、肉球が柔らかいそうですよ♪
そして、シニアになると肉球の弾力がなくなって柔らかくなってきたり、シワが出来たりします。
でもそれは今までたくさん体を支えてきた印であり、飼い主さんと一緒にたくさん歩いて走ってきた印でもあります。
そんな頑張ってきた肉球も、とても愛おしいですね。
気を付けたい犬の肉球のトラブル
肉球のトラブルは治りにくい!
大切な肉球を守るために以下の事に注意をしてあげましょう。
高温の場所を歩かせないようにする
夏のアスファルトや砂浜など、かなりの高温の場所を歩くと肉球が荒れてしまったり火傷をしてしまいます。
犬の肉球は角質が厚いので、熱を感じにくい傾向があります。
犬が熱いと感じていなくても軽い火傷をしている場合もあるため、熱すぎるところを歩かせるのはやめておきましょう。
もし熱い場所を歩いてしまったら、すぐにタオルで保冷剤を包んだものやお水などで冷やしてあげましょう。
犬が肉球を舐める、肉球が赤い場合
- あまりにも頻繁に舐めている
- 肉球が赤い
- 肉球が腫れている
このような場合は肉球や指の間に炎症やケガなどのトラブルがあるかもしれません。
肉球の表面は血流が少なく、傷ついてしまうと治りにくいので異常があればすぐに病院へ行きましょう。
また、犬の足の裏を濡れたまま放置していると、汚れがつきやすく雑菌も繁殖しやすい状態になり、最終的には炎症を起こしてしまう恐れがあります。
足の裏は常に清潔にして、濡れたままにしないようにしてあげましょう。
足の裏に異常がないのにずっと舐めている場合は、何かストレスを感じているのかも・・・。
足の裏の毛が伸びすぎないようにする
犬の足の裏の毛は伸び続けるので、定期的なカットが必要です。
足裏の毛が伸びすぎてしまうと汚れが付きやすくなり不衛生になってしまいます。
また、フローリングを歩くときに滑ってしまい、本来の走りや歩き方が出来なくなり、結果的に足や腰に負担がかかってしまう恐れがあります。
伸びた足の裏の毛はハサミでカットしてあげるのも良いですし、ハサミが怖かったら部分カット用の小型のバリカン を使ってケアをしてあげましょう。
小型のバリカンでもちょっと怖いという場合には、更に小型のミニバリカン がおすすめですよ♪
どのようにカットしたら良いのかについては、実際に足裏の毛をカットしている様子を乗せているので、こちらの記事を参考にしてみてくださいfa-arrow-down
足周りのカット方法についてはこちらfa-arrow-down
洗いすぎによる乾燥やひび割れに気を付ける
お散歩の後やお出掛け後は肉球や足の裏の汚れが気になって足を洗いたくなりますね。
しかしあまりにも洗い過ぎてしまうと必要な油分まで失って、かえって乾燥したりカサカサしたりひび割れを起こす原因になってしまいます。
足の裏や足周りの汚れが気になった場合は、濡れたタオルやウェットティッシュで拭き取るくらいにしてあげましょう!
汚れが酷くて洗いたい場合は、シャンプーでの洗いすぎに注意し、水洗いした後はしっかりと乾燥させてあげる事が大切です。
また、洗った後には流された油分を補うため、カサカサ防止のためにも肉球用の保湿クリーム を塗ってげると安心できます。
さいごに
形も触り心地も最高な犬の肉球。
そんな可愛い肉球を守るため、スキンシップの1つとしても、ぜひご自宅で肉球のケアをしてみてください♪
ちょっと愛犬をこちらに呼んで、今日はじっくりと肉球を見てみませんか?
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