愛犬を見つめているときに目を逸らされたり、カメラを向けたときにそっぽを向かれたり、他の犬と目を合わせようとしない事はありませんか?
我が家の愛犬もこのように目を逸らしてしまいますfa-arrow-down
この子たちは写真を撮られるのがあまり好きじゃないようで、よく目を逸らしたりあくびをしたりして、2匹そろってのカメラ目線の写真が中々撮れません。
特に右の子は写真を撮るときだけではなく、私が見つめるとプイっとそっぽを向いてしまいます。
飼い主としては悲しい気分!
飼い主と目を合わせようとしない、カメラ目線にならない他にも、犬は様々なシチュエーションでそっぽを向いたり、その対象物を見ないようにします。
これにはちゃんとした理由があったんです!
今回はその理由についてをいくつかの例と実際の写真と共に解説していきます!
目次
犬が目を逸らすのはカーミングシグナルの1つ
犬が目を逸らすという行動は様々な状況下で見られます。
- 可愛いな~と思って見ているとき
- 叱っているとき
- 遊んでいるとき
- お散歩中に他の犬を見つけたとき
- 病院行くよと言ったとき
様々な状況下において、犬はどのような気持ちなのか?また、どのような理由で目を逸らしているのかを、シチュエーション別に解説していきます。
理由その1.犬が嬉しいときや遊んでいるときに目を逸らす
- 飼い主さんが帰宅したときに愛犬が出迎えてくれたとき
- 一緒に遊んでいるとき
- ゴハンをあげるとき
- ゲージから出すとき
- お散歩に行くとき
このようなとき、楽しそうなのになぜかこちらを見てはすぐにそっぽを向いてしまう事があります。
こちらを確認した後に視線をそらし、尻尾を振りながらフラフラとこちらの近くを歩き回ったり、こちらを見ないようにしたり・・・。
これは、嬉しかったり楽しかったりしてテンションが上がったとき、飼い主さんに飛びついたりしないように「ちょっと落ち着かなきゃ」と、自分自身を落ち着かせたいときに見られる行動で、目をそらすことで興奮する自分を抑えています。
気持を落ち着かせて、節度ある行動を心がけているのさ♪
こちらのパピヨンのロンくんも、はやる気持ちをセーブしているようですfa-arrow-down
お利口さんですね♡
理由その2.困っているときや嫌な事があるときに犬は目を逸らす
病院の診察前や、爪切りをするときなど、苦手な事を目前としたときに名前を呼んでもこちらを見てくれない、知らんぷりをして無視された!なんて事はありませんか?
嫌なものから目を逸らしたくなるのは、人間と一緒ですね!
理由その3.犬は叱られているときに目を逸らす
トイレに失敗したりイタズラをして叱っているときに、愛犬がこちらを全く見ない・視線を逸らす・明後日の方向を見ているなんて事はありませんか?
こらこら、ちゃんと聞きなさい!と思ってしまいますが、この場合に犬が視線をそらしているときは
- なんだか怖いな
- 困ったな
- 緊張をほぐしたい
- 反省している
このような気持ちが表れています。
理由その4.トレーニングやしつけ中に犬が目を逸らす
オスワリ、お手などのトレーニング中に目を逸らす仕草が見られたときは、要求が難しすぎたり、トレーニングをすること自体にストレスを感じている可能性があります。
「もうやめたいよ」「ちょっとこわいよー」「わからないよー」と思っているのかもしれません。
「おやつがないならお手はしたくないな~やだな~」と思っているのかもしれませんね笑
理由その5.犬にカメラを向けると目を逸らす、カメラ目線にならないのはなぜ?
カメラのレンズは犬にとって不思議なもの。
犬からしたら「目」のように見えていると言われています。
冒頭のぽてちくんがまさにコレfa-arrow-down
少しなら見てくれるのですが、ずっとカメラを構えているとそっぽを向き始めます笑
このまま終わったらちょっと可哀想なので、おやつを持ってきました!
・・・が!!
おやつを直視せずにそっぽを向いたままです。
(興味はあるので横目で見ている!)
カメラがあまり好きじゃないみたいです(笑)
理由その6.犬が前を見ないようにしている場合
お散歩やお出掛けなどで、進む方向ではなく全然違う方を見ているような仕草が見られるときは、「そっちには行きたくないよー!」または、「まだ帰りたくないよー!」と言っているのかもしれません。
また、何かを発見してそれに近づきたくないのかもしれません。
トリミングサロンで預かり犬のお散歩のときに「そっちには行きたくありません!」と横を向いたまま進まなくなってしまう犬がいて、引っ張って進むわけにもいかないので犬が自分で歩いてくれる所まで抱きかかえて進んだという事がありました。
犬が見ていない方向には何かがあるのかも知れないので、よく周りをチェックしてあげましょう!
理由その7.他の犬と目を合わせようとしない場合
お散歩やお出掛け中に他の犬を見つけたときに、その犬をしらんぷりしたり、見ない振りをしているときはありませんか?
これは「ちょっと怖いなぁ」「関わりたくないな」「ケンカになったら嫌だな」と思っているサインで、初対面の犬を目の前にしたときによく見られます。
また、犬は上下関係を作る生き物で、自分よりも上の立場の犬とは目を合わせようとしない傾向にあります。
目をそらすことで「敵意はありません」「戦いたくないですよ」と相手に知らせています。
理由その8.気まずいことや都合の悪いことがあるときに犬は目を逸らす
【これはしてはいけない】という事を自分でわかっているので、「やっちゃった」「叱られるかもしれない」という気まずさから目をそらしているのです。
人間みたいですね!
我が家でも、私が帰宅するといつもは「おかえりーー!!!!」と出迎えてくれるのですが、出迎えに来ないときや、出迎えてくれても私を見ないようにしているときがあります。
そういうときはだいたい部屋にイタズラの跡があったり、壁におしっこを引っかけた跡があります。
やってはいけない事をやってしまった!これはマズい!というのを自分でわかっているんですね!
そして視線を合わせようとしない犬がもう一人!
こちらのプイっと横を向いているトイプードルの空来くん、ちょっと都合が悪い事があるようですよfa-arrow-down
写真提供:☆よみ☆ʙᴛꜱ⟭⟬ꜱᴜɢᴀ ⟬⟭さん
名前を呼んでもこちらを向きません😂
なるほど!勝手に持ってきちゃいけないというのはわかっているけど持ってきてしまった。
その気まずさから視線を逸らしているというわけですね!
見つかっちゃった・・・おもちゃ返したくないなぁ。って言っているのかもしれませんね。
そしてもう一人!
こちらのマルチーズのココちゃん、何かをやらかしてしまったようです・・・fa-arrow-down
もう完全に飼い主さんを見ようとしていません!
何をしちゃったのかな??
それはかなり都合が悪い!!
でもココちゃん、噛んじゃいけないっていうのをちゃんとわかっているからこそ、ママの目を直視できなくてそっぽを向いているのですね。
理由その9.愛犬を見つめていると目を逸らされる
顔を覗き込んだときや見つめているなどに、ちょっと目が合うけれどすぐ横を向いてしまう。
これは飼い主のほうが自分よりも上の立場だということを理解しているときにとる行動だと言われています。
子犬の頃はまだ主従関係や信頼関係などがわからないので、飼い主をジーっと見つめます。
(これはこれでとっても可愛いですね♡)
共に日々を過ごし、成長とともにしつけなどが済んでくると、自然と見つめ合ったときに目をそらすようになります。
ちょっと寂しい気もしますが、犬にとってはそれが飼い主への服従、信頼の印で自然な行動なので、そっぽを向いたからといって「ねぇねぇこっち向いてよ~」と無理やりこちらを向かせないようにしてあげましょう。
逆に、こちらをじーっと見つめてくれている場合は(嬉しいですが)、飼い主さんを少し下に見ている合図でもあります。
そういったときは目線を外さずに、犬が視線を逸らすのを待つか、物音を立てて視線を逸らさせるように誘導しましょう。
まとめ
上記の犬の気持ちを表す仕草【カーミングシグナル】としての視線逸らしではなく、単純に眠たかったり疲れていたりすることが原因で聞こえないふりをすることもあります。
また、今困っているのか嬉しいのかどっちの理由で目を逸らしているのかわからないときには尻尾を見てみましょう。
やましい事があるとき、苦手なことをされそうなときなど困っているなどの理由で目をそらすときは尻尾が下向きになっている事が多いです。
犬が視線を逸らすというのは、飼い主さんを嫌っているからではなく、犬にとって自然な行動。
- なぜ今視線を逸らしたのか
- 視線の先に何かあったのか
- 犬にとって不都合な事(他の犬が怖い、知らない人が怖い、見知らぬものに遭遇した)があったのか
これらを理解できれば問題があるときには迅速に対処が出来ますし、愛犬との絆が更に増してもっと仲良しになれそうですね!
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