こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
夏から冬への季節の変わり目の秋。
なんだか体調を崩しやすくなりますね。
体がだるくなったり喉が痛くなったり食欲がなくなったり・・・
実は犬も同じで、季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。
秋になって涼しくなってくると
- なんだかいつもと様子が違う
- 元気がない
- 寝てばかりいる
- 食欲が落ちる
- 持病の悪化
など、様々な体調の変化が見られる事があります。
今回は
- 犬が季節の変り目に体調を崩す理由は?
- 季節の変り目にはどんな体調不良になりやすいのか
- そのときにできる対策は何か
これらについてを詳しく書いていきます。
少しでもお役に立てましたら嬉しいです!
犬が季節の変り目に体調を崩す理由は?
犬が季節の変り目に体調を崩してしまうのは、蓄積された夏の疲れ、気温や気圧の変化による自律神経の乱れなど、様々な理由があります。
ここでは代表的な5つの理由を書いていきます。
1夏の暑さの疲れ
夏の暑さによる疲れが体に溜まると、体調を崩しやすくなります。
- 暑さによる体力の消耗
- 暑い外気と涼しい室内の気温差
- 高い湿度の不快感
このような夏の暑さによる疲れは知らない間に体に蓄積されていき、内臓の機能を低下させます。
すると体調が悪くなってしまったり持病がある子はその症状が出やすくなると言われています。
2気温の変化や寒暖差
季節の変わり目は朝と夜の気温の差が激しく、体の体温調節機能がついていかない事があります。
体温をうまく調節できないと、元気がない、食欲がないなどの変化が出てきます。
寒暖差が激しい日が続くと、人間も体がだるくなってしまいますね。
気温の差が大きい日が続くと、自律神経の働きが弱まる事があるため、仔犬やシニア犬などの自律神経の働きが弱い犬は体が対応できずに体調不良を起こしやすくなってしまいます。
体が重く感じたりダル~くなっちゃう
fa-paw自律神経ってなに?
自律神経は、環境や温度などの様々な変化に体を対応させるために働いてくれています。
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立ち、両者がうまい事バランスを取りながら体温調節や体の機能のコントロールをしてくれています。
この交感神経と副交感神経のバランスが悪くなってしまうのが自律神経の乱れ。
自律神経が乱れると体の機能が弱まり、体調を崩しやすくなってしまいます。
3低気圧不調や気象病
秋は雨の日や台風が多くなります。
雨や台風の低気圧は自律神経の乱れを引き起こし、頭痛や体の怠さなどの原因となります。
このような低気圧による体の不調は低気圧不調や気象病と呼ばれ、専用の薬や漢方が売られているほどです。
人間と同じように、犬も低気圧不調や気象病により体調が悪くなる子がいるようです。
4夏から冬への環境の変化に敏感になっている
季節の変り目は、様々な変化を体で感じる事ができますね。
その変化に敏感になり、少々不安定になってしまう子がいるようです。
- 外の空気の変化
- 感じ取れる匂いの変化
- 気温の変化
- 景色の変化
など、季節の変り目に体で感じられる様々な変化についていけずに、心も体も戸惑ってしまうようです。
デリケートな性格の犬に多く見られます。
5水をあまり飲まない
お水をあまり飲まないのも、体の不調を引き起こす原因になります。
夏はよく喉が渇くため水をたくさん飲みますが、秋になると涼しくなるため夏のように積極的に水を飲まなくなる子がいるようです。
そうなると、お水を飲まない分、尿の量が少なくなってしまいます!
尿には、毒素などの体には必要のないものが含まれています。
それが出なくなると体に老廃物(体に不必要なもの)が溜まってしまいます。
水をあまり飲まずに尿があまり排出されない状態が続くと、体の中に悪い毒素が溜まってしまい、それが原因で体調が悪くなってしまいます。
お水を飲まないときには、食事に水分を多く含ませてみよう!
季節の変り目に見られる犬の体調不良の症状
夏から冬の季節の変り目に犬に現れやすい症状です。
食欲不振
胃が本調子ではないため、食欲が低下して、いつもよりゴハンの進みが悪かったり食べたがらない事があります。
よく吐いてしまう
胃腸の機能の低下によりよく吐いてしまいます。
いつもよりよく吐く、元気なのに吐く、食後に吐きやすくなってしまうなどが見られます。
下痢をしやすくなる
胃腸の機能の低下または寒暖差によりお腹の調子が悪くなります。
元気だけど下痢をする、うんちがゆるくなったりします。
元気がない
なんだかいつもより元気がない、お散歩に行きたがらない、ずっと寝ている様子が見られます。
足腰の不調
歩くスピードがゆっくりになったり、歩きづらそうにしている、散歩に行きたがらない、外で立ち止まる時間が増えるなどがあります。
咳が出る
冷たい空気や空気の乾燥により、カッカッという咳をしたり、咳の回数が増えたりします。
てんかんなど、持病の症状が出やすくなる
自律神経の乱れや体の不調により、持病の発作が出やすくなったり悪化してしまう恐れがあります。
季節の変り目に出る犬の体の不調はどうやって対策する?
季節の変り目、愛犬の体を健やかに保つために飼い主さんができる事はたくさんるんですよ♪
愛犬の体の不調に合わせて以下の対策をしてみてくださいね。
1体温調節が上手にできるように服を着せる
小さめな犬種や体温調節が苦手な子、寒さに弱い犬種は涼しくなってきたら洋服を着せてあげます。
気温が下がる時間帯に着せてあげると、温度差による体の負担が軽減されます。
2散歩の時間を変えてみる
温度差を感じると自律神経の乱れを引き起こす恐れがあるため、気温の変化が少ない時間帯にお散歩に行きましょう!
太陽が登り切って暖かくなった時間や気温が下がり始める夕方前の時間がおすすめです♪
朝や昼間のお散歩が難しい場合は、お洋服を着せてあげると気温差による体への影響が軽減されます。
3運動量をいきなり増やさない
夏は暑さによりお散歩の時間が少なくなったり外での遊びを控えたりと、運動量がいつもより減っていると思います。
涼しくなってくると、お散歩の距離を伸ばしたり大きな公園で遊んだり、ドッグランへ行ったりと、夏に我慢した分たくさん遊びたくなってしまいますね!
しかし、いきなり運動量を増やすと関節や足腰の弱い犬種にとっては負担になってしまいます。
少しづつ運動量を増やし、筋肉や関節を慣らしてあげましょう♪
4部屋の湿度を保つ
夏は湿度が高いのですが、季節が変わるにつれて、湿度が下がってきます。
湿度が下がり空気が乾燥してくると、気管支炎の症状を引き起こしやすくなり、カッカッという咳が出ることがあります。
また、気管の粘膜が弱ることで、ホコリやアレルギーの影響を受けやすくなってしまいます。
喉の痛みが原因で元気がなくなることもしばしば。
湿度が低いと感じたら加湿器などを使ってお部屋を潤してあげましょう♪
湿度や温度も確認できる加湿器をお部屋に置くのも良いですね♪
5水分補給をしっかりとする
お水を飲んでもらうのが一番なのですが、涼しくなってくるとあまり飲みたがらない犬もいますね。
そのようなときには食べ物から水分補給をしてみましょう。
ウェットフードを使用したり、ご飯に茹でたお野菜や野菜のゆで汁などを入れて水分を補給させましょう。
6食欲がないときは食べられる物を
胃腸が本調子ではないので、食欲が低下してゴハンを残してしまいます。
無理に食べさせると下痢や嘔吐をしてしまう事があるので、焦らずゆっくり少しづつ普段の量に戻していってあげましょう♪
- 胃腸の働きを助けるためにご飯を温める
- ご飯にふりかけやトッピングを活用して食欲を増進してあげる
- ご飯を食べないときはいつもよりおやつを多く与えてあげる
などをしてサポートしてあげましょう!
こちらのふりかけは栄養補給、食欲促進としてもおすすめですfa-arrow-down
また、温かいご飯を与えるのもおすすめです!
温かいご飯は胃腸の働きを助けるだけでなく、体を温めて免疫力アップにもなります♪
まとめ
気温や気圧の変化はどうにも防げません・・・。
なので、進んでいく季節に合わせてゆっくりと愛犬の体を秋へと慣らしていってあげる事が大切になります。
- 気温や湿度の管理をする
- 気温が下がる時間帯は洋服を着せて体温調節を助ける
- いきなり運動量を増やさない
- 食欲がないときは好きな物を
- お水を飲んでいるかチェックする
- 持病がある犬は、悪化したときのための薬を事前に用意しておき、深夜でも対応している病院を探しておく
季節の変り目は愛犬の体質で弱い部分に症状が出やすくなるので、これらを心がけ、愛犬の体へかかる負担を最小限にとどめましょう!
上記の対策をしても何だか様子がおかしいな?というときはお医者さんへ行って、季節的なものなのかそうでない症状なのかを診断してもらってくださいね。
高級なお肉を食べたら復活するんだけどな・・・
季節の変り目、飼い主さんも愛犬もみんなが元気に過ごせますように♡
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