こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
今回は犬に人間用ドライヤーまたは犬用ドライヤーを使うときのお話です。
おうちでのシャンプーの際に人間用のドライヤーで愛犬を乾かしている方は多いのではないでしょうか?
私も家では人間用ドライヤーを使っています。
そんな人間用ドライヤー、実は良い部分と悪い部分があります。
犬用ドライヤーと人間用ドライヤー両方を使ってきた経験から、犬に人間用ドライヤーを使った時のメリットとデメリットを書いていきます。
- 自宅シャンプーの際に人間用ドライヤーを使っている
- 乾かすのに時間がかかる
- 犬用ドライヤーについて知りたい
という方にもオススメの記事になっております♪
目次
人間用ドライヤーと犬用ドライヤーの比較表
まずは文字で説明するよりも目で見た方がわかりやすいので、それぞれの違いを比べるために表にしてみました。
温度 | 風量 | 小回り | 大きさ | 毛の侵入 | 音量 | |
人間用ドライヤー | ✖ | ✖ | ◎ | ◎ | ✖ | △ |
犬用ドライヤー | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | △ |
◎は適切である、✖は適切ではない、△は物による
この結果になった理由を下に書いていきます。
犬に人間用ドライヤーを使うときのデメリット
犬に人間用のドライヤーを使ったときに感じた3つのデメリットを書いていきます。
人間用のドライヤーは髪の毛を早く乾かすために温度がかなり高めに設定されています!
犬用ドライヤーの温度は60~80度ほどなのに対し、人間用は90~100度ほどあります。
髪の長い人は乾かしているうちに頭皮や手、顔や頭全体が熱くなってきませんか?
犬を乾かすときは人間よりもドライヤーをあてる時間が長くなりますので、ドライヤーがだんだん熱くなり、犬の表面の温度が上がってしまい、犬に負担がかかってしまいます。
低温やけどの危険性があるので、ホットとクールを使い分ける必要があります。
そしてなにより、乾かしているこちら側も熱くなって汗だくになったり疲れてしまいますね。
人間用ドライヤーは犬用のドライヤーに比べると、風量が弱いです!
犬を乾かすときは温度がメインではなく風がメイン!
水分を飛ばしながら乾かしていくため、業務用のドライヤーは家庭用ドライヤーよりも強力な風量が出せるようになっています。
人間用は風量が弱いので、我が家でも愛犬(トイプードル)を乾かすのに時間がかかってしまいます。
そして人間用ドライヤーは乾かすのに時間がかかるため、ドライヤーが苦手だったり嫌がってしまう犬にはかなりの負担になってしまうかもしれませんね。
ドライヤーをかけているときでも毛が抜けるので、その毛がドライヤーの内部に入ってしまい、故障に繋がりやすくなります。
また、ドライヤーをかけている時間が長いと犬の毛の他にホコリなども内部に入り込む時間が増えるのでドライヤーの寿命を縮めてしまう恐れがあります。
現に学生の頃、ハンディドライヤーで乾かしていたら中から煙が出てドライヤーが壊れてしまった事がありました。
(安物だったからかもしれませんが笑)
ここまで3つのデメリットをお話してきましたが、メリットもあるんですよ♪
犬に人間用ドライヤーを使うときのメリット
私が実際に人間用ドライヤーを犬に使用していて思ったメリット3つを書いていきます。
普段使っているものだから、なんといっても使い勝手が良い!
スイッチのオンオフや温風冷風の切り替えも素早くできますね♪
そして片手で持っているので、愛犬が動いてしまっても狙った位置にサッと風をあてる事が出来ます。
ハンディタイプではない犬用のドライヤーは、人間用ドライヤーのように狙った位置に瞬時にひょいっと動かせません。
犬が風のあたるポイントから動いてしまったときは、犬を元に戻すかドライヤーの送風口をグイっと動かして狙った場所に当て直さなければならないため、ドライ作業を一瞬ですが中断しなければなりません。
ハンディタイプはその中断がないので、スムーズに風をあて続ける事ができます。
普段飼い主が使っている姿を見ていたり音を聞いているので、ドライヤーを見せても「なんだこれは!?」と怖がることがありません♪
まだ子犬でドライヤーに慣れていない子や大きな音が苦手な子には、普段から飼い主さんがドライヤーを使っている姿を見せたり風をちょっと当てたりして、普段からドライヤーという存在に慣らしていく事が出来ます♪
犬用ドライヤーは意外とかさばるので、犬用と人間用2つのドライヤーがあると置く場所に困る事も。
私が人間用で済ませている理由の1つです。
カナシイです笑
人間用ドライヤーでも乾かしやすい犬種とは?
ペット用ドライヤーで乾かすよりも時間はかかってしまいますが、家庭用ドライヤーでも十分乾く犬種もいます♪
極端に体が小さな犬は人間用ドライヤーでも乾かしやすいです。
ティーカッププードルは毛量が多いため、ペット用をおすすめいたします。
スムースチワワ・スムースダックス・イタリアングレーハウンド・ジャックラッセルテリア・ミニチュアピンシャー・バセンジーなどの比較的毛が細くて短めの犬種も人間用ドライヤーで十分に乾かす事ができます。
マルチーズやヨークシャテリアなどの毛量が少なめな犬種も人間用ドライヤーで乾かす事ができます。
犬用ドライヤーで乾かした方が良い犬種一覧
人間用ドライヤーでは乾かしにくいので、できればペット用ドライヤーで乾かしたい犬種は以下の犬種になります。
ロングコートチワワ、ダックスフンド、シーズー、ポメラニアン、ミニチュアシュナウザーなど、毛が伸び続ける犬種。
トイプードルやビションフリーゼは毛量が特に多いため、人間用ドライヤーだとかなりの時間がかかってしまいます。
パグ・柴犬・コーギーなどは毛は短いものの、毛が太いので乾きにくい傾向にあります。
ペット用ドライヤーの大風量で乾かしてあげると早く乾きます!
体が大きい犬種は家庭用ドライヤーだと乾くまでかなり時間がかかってしまうので、ペット用ドライヤーの大風量で一気に乾かしてあげましょう!
ペット用ドライヤーとスリッカーブラシを使いながら、スムーズに乾かしていきたいですね♪
犬用ドライヤーでおすすめなものは?
自宅で使える犬用ドライヤーには様々な種類がありますが、私が見てきた中でおすすめなものを2点載せておきます。
どういった点が良いのかを先ほどの表を使って説明していきますね。
ハンズフリーで乾かせる置き型ドライヤーDUZ
出典:ペットドライヤーDUZ両手が使えるハンズフリードライヤー
こちらの犬用ドライヤーは置き型なので、両手が空くというのが最大のポイント!
愛犬を支えながらブラシを片手に作業ができるので、毛量の多い犬種でも効率良く乾かす事が出来ます♪
また、大風量で両手が使えるという事からドライヤーにかかる時間がかなり短縮されると思います。
また、ドライヤーのときに逃げる・動き回る・嫌がる犬でも、手でしっかりと支えながら乾かす事ができるのも嬉しいですね。
DUZの3つのポイント
- 風量の調節と三段階の温度調節が可能
- 毛やホコリの侵入を防ぐフィルターが付いているので安心
- 壁に掛けられるので場所を取らない
風量 | 温度 | 毛の侵入 | 大きさ | |
DUZ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
- ドライヤー中に愛犬がよく動く
- 両手を使って楽に乾かしたい
- トイプードルなど毛量が多い犬種でブラシをかけながら乾かしたい
- ドライヤー初心者
このような方におすすめです!
犬用ハンディドライヤーのフェニックス
こちらは人間用と同じく片手で持つタイプですが、専用のスタンドがついているのでハンズフリーにもなります。
- 乾かしたい所にサッと持っていけるハンディタイプ
- 両手を使いたいときにはスタンドで固定をしてハンズフリー
用途に応じてこのような使い分けができるのが魅力となっています。
そしてハンディタイプは動かせる範囲がかなり広いので、小型犬はもちろん中型犬や大型犬にも適しています。
フェニックスの2つのポイント
- イオンが発生して艶を与えてくれるので、被毛に嬉しい設計
- 温度過昇防止装置付きなので熱くなりすぎない
風量 | 温度 | 毛の侵入 | 大きさ | |
フェニックス | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
フィルターはついていないので毛が侵入してしまいそうですが、ペット用との事で何かしらの対策はしてありそうです。
普段ハンディドライヤーで乾かしていてその動きに慣れている方に特におすすめですfa-arrow-down
まとめ
人間用ドライヤーでも問題なく乾かせているのであれば、そのままでも大丈夫です♪
とにかく温度が高くなりすぎないように温風と冷風を使い分けるのを心がけましょう。
- 早く乾かしてあげたい
- もっとラクに乾かしたい
- 便利なアイテムを使ってあげたい
と考えている方はぜひ犬用ドライヤーを選んでみてください。
また、人間用ドライヤーと犬用ドライヤーを使い分けるポイントとしては
- 小型犬を乾かすのに20分以上かかる
- 毛量が多い
- 動きまわる、逃げる
- 早く乾かしたい
- 人間用はとにかく熱い
- 犬にかかる負担を減らしたい
この中のどれかにあてはまるのであれば犬用ドライヤーを使う事をオススメします。
愛犬の大きさや性格、乾かすときのスタイルに合ったドライ方法で、これからも楽しく仲良くおうちトリミングをしてみてくださいね!
この記事が何かのお役に立てましたら嬉しいです。
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