こんにちは!
トリマーのpomuです⭐
トイプードルなど毛量の多い犬種、普段お洋服を着ている、足をブーツカットにしている、毛を伸ばしている部分があるという犬は毛玉やもつれができやすい!
トリミングサロンに行くといつも毛玉料金がかかってしまう!なんて事も・・・。
そこで今回は、毛玉やもつれ予防になるブラッシングのやり方を解説します!
- トイプードル、ビションフリーゼのブラッシングをしたい
- ブラッシングしているのに毛玉が出来てしまう
- どんなブラシを使えば良いのかわからない
という方もぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
ブラッシングしているのにもつれや毛玉ができるのはなぜ?
もつれや毛玉に困っている人の中には、普段ブラッシングをしているという方もいるかと思います。
実は毛玉のなさそうな綺麗な毛並みでも、表面からは見えない毛玉やもつれが隠れている場合があるんです!
犬の毛をめくってみると、このように毛の根元が束のようになっている部分がありますfa-arrow-down
この束のようになっているやつが隠れもつれです!
毛の根元にあるこのようなもつれが時間が経つにつれ周りの毛を巻き込みながらどんどん固まっていき、大きなもつれや毛玉になってしまうのです。
毛の表面しか梳かせていないと、このような隠れもつれや隠れ毛玉ができてしまいます。
毛の表面(見えている部分)は梳かせていても、内部の毛(皮膚近くの毛)が梳かされていない。
すると、梳きほぐされなかった内部の毛が絡まって上の画像のようなもつれになり、そこに抜け毛が絡まり次第に毛玉へと成長してしまう・・・。
このようなもつれや毛玉を予防するには、内部の毛(皮膚近くの毛)もブラッシングする必要があります。
もつれや毛玉を予防するには、根元からのブラッシングをする必要があります。
根元からのブラッシングをすると、このようにもつれの束感が消え、毛の1本1本が綺麗に並んだ状態になりますfa-arrow-down
これから説明するブラッシング法は、根元のもつれをほぐしていきますので、隠れもつれの除去と予防、そして大きなもつれや毛玉の予防にもなりますので、ぜひやってみてくださいね♪
もつれや毛玉を予防するブラッシングのやり方
今回のブラッシングはスリッカーブラシを使います♪
スリッカーブラシは無理な力でブラッシングをすると皮膚に傷がついてしまう恐れがあります。
スリッカーブラシの使い方や選び方についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいfa-arrow-down
スリッカーブラシを初めて使う場合はどのくらいの力加減でやれば痛くないのかを、自分の手にスリッカーをあてたりこすったりして、力の入れ具合を確認してから使ってみてくださいね!
それではやってみましょう!
右手でスリッカーを持ち、左手で犬を支えます。
わんちゃんの向きは、頭が左、おしりは右になるようにします。
fa-pawstep1
犬の頭が左に向くように立たせるか座らせます。
fa-pawstep2
梳かしたい部分の狙いを定め、左手で毛並みとは逆に毛を倒します
fa-pawstep3
倒れた毛を根元からかきだすようにスリッカーで梳かしていきます(ピン先が皮膚に強く当たらないように気を付けて)
fa-pawstep4
左手を徐々に左へ動かしながら梳かす場所を移動していきます。
一直線に右から左へ進むイメージです。
足をブラッシングする場合は、下(足元)から上(ふともも)へと移動するようにブラッシングしてみてくださいね♪
手順としてはこれだけです◎
そう!これでOKです笑
このやり方で背中のブラッシングをしたら、お洋服を着てくるっくるのもっしゃもしゃになっていた毛がfa-arrow-down
このようにほわほわ~になりました!
毛をかき分けてみると、根元の方からほぐれているのがわかります◎
このブラッシングをやっている実際の様子を動画で見てみよう
ざっと説明しましたが、文字だけではイメージが伝わりにくいと思うので動画を用意してみました。
先ほどのブラッシングの様子を撮ったので、実際に見てみましょう!
手で毛を押さえつつブラッシングする事により、毛の表面だけでなく根元の方からブラッシングできていますね◎
もつれや毛玉が残っていないか確認しよう
ブラッシングしたい場所を一通り梳かしたら、手のひらで毛を毛並みとは逆方向に向かってざーっとめくってみます。
毛の根元が束のようになっているような箇所があったらこれはもつれなので、もう一度毛をかきわけながらブラッシングしてみると綺麗にほぐれます♪
もつれや小さな毛玉が残っていないかより詳しく確認するためにはコームを使ってみると確実です!
こちらは実際にコームでもつれや小さな毛玉が残っていないか確認している動画になりますfa-arrow-down
このように、コームがひっかからずにスーっと進んで行けばもつれや毛玉が無く、内側まで綺麗にブラッシングが出来ているという事になります。
見えない毛玉やもつれがある場合はコームが引っかかりますので、その場合はもう一度先ほどと同じやり方でブラッシングをしてときほぐします。
もつれが残っている場合は
根元の方にもつれが残っている場合にはコームがひっかかって進まなくなります。
そのときはその部分をもう一度ブラシでときほぐします!
見えない毛玉やもつれをコームで確認してから解きほぐすまでの一連の流れを動画で見てみましょう!
ブラッシングによりもつれがほぐされ、引っかかっていたコームがスーっと通るようになりました!
fa-pawCHECK
もつれが多い子や気になる場合は、ブラッシングしてもつれがなくなった後にブラッシングスプレーを一振りしてみましょう!
ブラッシングスプレーはトリートメント効果があり、毛の絡まりを防いでくれるのでもつれや毛玉予防に効果的です◎
体全体に軽くシュっと一振りしてブラシで馴染ませればOKです♪
もつれや毛玉予防に適している犬用ブラシ
スリッカーには様々な種類があり、何を使えば良いのか悩んでしまう場合があると思います。
私が普段トリミングサロンで犬の毛玉やもつれ取りに使っているスリッカーブラシを載せておきますので、ブラシ選びで迷ってしまったらぜひこちらを使ってみてくださいfa-arrow-down
軽くて使いやすく、よく見る一般的なスリッカーよりも毛玉やもつれがほぐしやすいと感じています!
上のスリッカーはレギュラーサイズなので、ティーカッププードルなどの体の小さい子にはちょっと大きいかもしれません。
体が小さい子や顔周りなど細かい箇所のブラッシングをしたい場合は、このような小さめサイズのスリッカーがおすすめです!
動画でも使用しているスリッカーになりますfa-arrow-down
コームについてはどんな物でもOKなのですが、私は荒目と細目が一体になっている物を使用しています。
荒目でできること | もつれチェック、毛並みを整える |
細目でできること | シャンプーの際の目元や口元の汚れ取り、顔など細かい部分の毛並を整える |
このように使い分ける事ができるので重宝しています!
さいごに
ブラッシングをすると、もつれや毛玉予防の他にも良い事がたくさん!
- 健康な皮膚状態の維持ができる
- トリミングしたてのように毛がふわふわになる
- 飼い主さんとわんちゃんのスキンシップになる
- 体によく触れる事により、しこりやイボなどの異変に早く気付けるようになる
まずは背中や愛犬が好きな部分でこのブラッシング法をやってみて、このやり方に慣れたら嫌がりやすい足も同じように根元から梳きほぐしていきましょう!
慣れないうちやブラッシングが苦手な犬は、一度に全身をやらなくてOK!
今日は背中、明日は足など、数日に分けて少しづつやってみましょう。
大切なのは、飼い主さんと愛犬が無理のないペースでやること。
お互いに無理なくを心がけて、ブラッシングが楽しい時間になるようにやってみてくださいね♪
ブラッシングで抜けた毛の再利用法fa-arrow-down
その他の毛玉やもつれの予防法fa-arrow-down
わからない事などがありましたらTwitterやメールからメッセージお待ちしております(^^)/
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